2010年9月16日木曜日

(857)難民申請者を排除しないで!

(2010年9月16日)
  あと10日あまりでタイのメラ難民キャンプから5家族27人のカレン族の一行が成田にやってくる。9月7日の朝日新聞によれば、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表のヨハン・セルス氏は、「第三国定住は難民への適切な保護と人としての権利を与える『人間の安全保障』として重要な事業だ。今回日本が行うの第三国定住は3年間で約90名受け入れる予定だが、難民のための強力、かつ持続的な社会支援ネットワークが必要だ。第三国定住者の社会統合プログラムは、日本における難民の包括的な社会統合プログラムの発展を促す。日本では条約難民、再定住難民、在特者がいるが、例えば言語教育(6ヶ月間)は前二者に限られる。これらの人々のためになる社会統合政策が重要である」と(以上概要)。いま一番苦しんでいるのは難民申請者である。そこまで広げた社会統合政策を策定してほしい。

2 件のコメント:

  1. 一番苦しんでいる難民申請者までは手が回らず、NGOの活躍に期待しているのかな?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    難民申請して難民と認定される人はごく僅か、しかし難民ではないが特別に日本にいてよろしいという在留特別許可(在特)が3-4割、他は難民申請を2回、3回と繰り返します。難民申請中は働くことが出来ず、NGOの支援も限度があります。(N)

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