(2010年9月19日)
昨日の週間ニュースでもお知らせしたが、朝日17日夕刊は、「少数民族を排除へ」、「総選挙への妨害を警戒」という見出しで選挙前の状況を報道していた。それによれば武装勢力を有する一部の州の一部の地域では「自由で公正な選挙を実施する見込みがない」として、投開票そのものを実施しないというもの。対象地域は、カチン、カヤー、カレン、モン、シャンの5州にある複数の地区とされ、ワ、モン、カチン族やカレン民族同盟が住む地域のようだ。軍政が各民族の武装組織を国境警備隊に編入するよう要請したが反発が強く、このまま総選挙に踏み切れば、妨害行為が起きかねないと軍政側が判断した模様だ。私は選挙前に国軍側が一斉に各民族の武装組織の掃討に動くものと予想していたが、総選挙前に紛争を広げることは軍政側に不利とみて、軍政側が降りた感じだ。公正で自由な総選挙は絶望的である。
嘆かわしい状態で、嘗ての仏教国ビルマが懐かしいですな。
返信削除K.A.
K.a.さん
返信削除軍事政権という政治体制が、ビルマ国民をめちゃめちゃにしてますね。軍人の多くが仏教徒なのに。(N)