2013年8月6日火曜日
(1911)ミャンマーの麻薬王が残したビジネス王国
8月5日の日経電子版。ミャンマーで指折りの富豪だったロー・シンハンさんが亡くなったのは7月6日、日本ではほとんど報じられなかった。生地は中国との国境に近いコーカン、ここの民族コーカン族は、中国大陸から移住してきた漢民族だ。コーカンでも自治を求める反政府勢力が台頭していた。親政府側の少数民族指導者としてロー・シンハン氏が台頭し、麻薬ビジネスの免許を政府から与えられた。ベトナム戦争が激しかった頃、「黄金の三角地帯」で、ヘロインのゴットファーザーと呼ばれた実力者が同氏だった。88年のクーデター後、彼は息子と共にアジアワールドという会社を立ち上げ、いまやミャンマー最大のコングロマリット企業に成長している。ネピドーや、ヤンゴンの飛行場、チャオピュー港、ティラワ工業団地など、いずれも 彼が手がけたと 豪語していた。
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正に立志伝中の一人でしょうな。ただし、麻薬王は致命欠点…。
返信削除K.A.
K.A.さん
返信削除彼は麻薬でがっぽり稼いだ後、麻薬撲滅運動に力を入れたらしい。ビルマにはもう一人「クンサー」という麻薬王がいたが、この人物より遥かに頭のいい大物麻薬王だ。