副題は「再建への姿とパゴダ文化」、田島高志(1993年~95年、元駐ミャンマー大使)著、2002年11月・有朋書院発行、267頁、1800円+税。第1章:ミャンマーとの出会い、第2章:ミャンマーの歴史と政治、第3章:軍政から民主化へ、第4章:ミャンマーの経済発展、第5章:日本との経済交流、第6章:名所旧跡・地方への旅、第7章:ミャンマー文化の魅力。
著者が大使として赴任していた間の活動ぶりを2002年に発表したもの。当時のミャンマーは軍事政権下にあり、日本は西欧諸国の経済制裁に留意しつつ、独自の支援を続けていた。本書の特色は、今まであまり外に知られていないミャンマー指導者の姿、民主化と人権問題についてのミャンマー首脳の発言、スーチー氏の釈放問題、経済建設の状況など具体的に豊富に紹介。元大使の発言に注目だ。
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軍政時代のミャンマー指導者が、国の将来をどのように考えていたのか、大いに興味がありますな。
返信削除K.A.
K.A.さん
返信削除軍政時代には、軍事力を強化し、盤石の体制を作り上げ、その後に民主主義を取り入れようとしたとも考えられます。いずれにせよ現政権は、不自然ですが、民主化に力を注いでいます。