2013年8月19日月曜日

(1924)読了188冊目:「ビルマ軍事政権とアウンサンスーチー」

  田辺寿夫・根本敬共著、2003年5月・角川書店発行、251頁、800円+税。目次は、第1章:アウンサンスーチーの「解放」、第2章:日本はビルマとどのようにかかわってきたか、第3章:互いに影響しあうビルマ人と日本人、第4章:日本にビルマ人は何人いるのか、第5章:難民認定を求めるビルマ人をなぜ拒絶するのか、第6章:アウンサンスーチーという生き方、第7章:ビルマ経済の現状と市民生活、第8章:日本が果たすべき役割。共著の両氏は、ともにビルマ問題の第一人者であり、著作はいつも安心して読むことができる。今回は第1章、第2章、第6章、第7章を根本氏が、他は田辺氏が担当しているが、違和感なく全編スムースに読むことができる。現在(2013年)ミャンマーは大きく民主化の方向に舵を切っているがそれ以前の過程がよく描かれている。 

2 件のコメント:

  1. 定価800円とは、安いですな。
    第5章にある拒絶理由には、どんなことが書かれているのかしら?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    安い理由はいわゆる「新書版」のため。拒絶理由は、ミャンマー人に限らず、「難民である証拠が不足しているため」。というよりも日本政権が「日本は日本人で守る」といった国粋的な右翼発想が増えているためか?

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