(2008年11月24日)
20年間続いているビルマ問題は近年明らかに軍事政権側の圧力が増大している。果たして10年前の今日はどんな状況だったのだろうか。興味があったので1998年11月23日と24日の朝日新聞の切抜きを読んでみた。まず11月23日の新聞であるが、「軍事政権はNLDが要求している90年に選出された議員らによる独自の国会開催を阻止するために幹部ら467人をなお拘束している」というもの。また「NLDの12支部が解散し党員千四百人が離党した」とも報じていた。次に11月24日の朝日新聞であるが、「スーチーさんが自宅で記者会見し、NLDの解散や離脱は軍事政権が圧力を掛けているためで、軍政が圧力を掛けるほど民主化勢力の意志は高まる。NLDは非合法化されても活動を続ける」としていた。失われた20年の丁度中間時点でのビルマ問題であるが、徐々に悪い方向に進んでいることがわかる。
今日の日本経済新聞(2008.11.24(月)の第6面に下記の記事があった。
返信削除<ミャンマー、米欧の制裁から5年ー中国への経済依存加速>
軍事政権による民主化弾圧を機に米欧が経済制裁を強化して5年余り。中国が経済活動を支える構造ができあがり、体制が揺らぐ気配はない。制裁による物価高で庶民の生活が悪化する一方、政権幹部やコネのある者は中国とのパイプを生かして巨利を得ている……。
これではミャンマーの一般大衆は、本当に可哀そう。
K.A.
k.a.さん
返信削除ビルマも中国もしたたかな国、日本もビルマの資源を虎視眈々狙っている感じ。日本政府が抱いてる曖昧模糊とした対ビルマ政策、これがかえっていいのかも。(N)