2008年11月23日日曜日

(196)ビジネスガイド ミャンマー

(2008年11月23日)
  いま書棚から一冊の本を取り出した。ジェトロ発行のビジネスガイド「ミャンマー 秘められた可能性の国」というタイトル。1997年3月、日本貿易振興会(ジェトロ)発行、340頁、2575円。約10年前の発行であり、当時のビルマの政治、経済、産業、投資、対日経済関係、投資の実務、ビジネス関連法規などが詳述されている。当時ビルマはまさに秘められた可能性の国であり、日本も関西空港からヤンゴンまでの直行便を開設した時期である。当時、ビルマはアジアの新しい投資先として世界の注目を集めており、本書は日本の各企業への呼びかけを意図したと思われる。しかし軍事政権による民主化運動の弾圧が国際的な批判を浴び、欧米各国との貿易が衰退し現在に至っている。もし軍事政権なかりせば、今頃ビルマはアジアの中核となり、国民も平和を謳歌していたかもしれない。失われた20年は残念だ。

2 件のコメント:

  1. 十年一昔。
    これからの十年後は、希望溢れる国であってほしいですな。
    K.A.

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  2. ほんとうに、ビルマ国民が自国の現状を嘆くときは、「昔は栄えていたのに…!」という思いもあることでしょうね。
    また、私は常々この国を「もったいない」国だといっておりますが。

    ところで、巷ではミャンマーにはビジネスチャンスがある、という声も上がっておりますが、それも、単にお金儲けの道具ではない、ミャンマー全体がよく繁栄するような展開に導くものであればいいと願います。

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