大野徹著、1996年5月・泰流社発行、269頁、5000円+税、ビルマ語はミャンマー連邦共和国6000万人余の公用語である。系統的にはチベットからヒマラヤ山脈、アッサムを経てビルマへと入った、チベット・ビルマ語族の言葉。我が国では、大阪外国語大学と東京外国語大学などで研究が行われている。この本は、ビルマ語の話し言葉について、その基礎を習得することを狙っている。しかし、本書で用いられているビルマ語は、すべてビルマ語文学作品で使われている会話の中から抜粋しているという。第1部は「文字と発音」で、基本文字の発音、基本文字の書き方、複合文字など15章に分けて説明、第2部は「文法」で、動詞、形容詞、名詞、副詞、接続詞、助詞、助動詞など7章にわたり解説。本書はビルマ語をある程度読み書きができる人用であろう。
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ビルマ語のルーツは、想像以上に古そう…。
返信削除外国語大学では、人気テーマの一つでしょうな。
K.A.
K.A.さん
返信削除今でこそ人気学科になりそうですが、軍政時代が長く続いたため、今まではそれほど人気があったとは思えません。4年間ビルマ語を勉強しても役に立っていない人の方が多いと思いますよ。