2013年7月13日土曜日

(1887)読了180冊目:岩波講座「東南アジア史7(植民地抵抗運動のナショナリズムの展開)」

 編集委員:池端雪浦他8名 2002年1月・岩波書店発行、295頁、5000円+税。この中にビルマ関係の論説が2件ある。その一つが「ビルマ農民大反乱(サヤーサン反乱)」79頁~107頁、著者は伊野憲治、副題は「農民蜂起の意識過程」。この反乱・蜂起は1930年にサヤーサンらによって起こされ、以後1932年まで各地で農民蜂起が発生し、サヤーサン始め多くの地方リーダーが立ち上がり、イギリスの植民地政策に反対し武装蜂起した。反徒は減税の要求を拒否した末端役人の村長や十戸長を攻撃、その後、彼ら農民の意識変化について学術的に論じている。他の一編は「ビルマのナショナリズム」根本敬著、213頁~240頁、副題は「中間層ナショナリスト・エリートたちの軌跡」、①ビルマ人中間層とは何か、②GCBA、③タキン党、④両者の共通点。

2 件のコメント:

  1. ビルマの歴史を知るため、また学術的にも重要かつ興味のある書物ですな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    そうですね、ちょっと学術的で難しいけど・

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