副題は「ある英国兵が命をかけて綴った捕虜日記1942~1945」、アルバート・モートン著、2009年8月・雄山閣発行、177頁、2800円+税。1942年8月から1943年10月までのわずか1年余りの間に、約6万人の連合軍捕虜と、約20万人のアジア人が、タイのノーンプラードゥクとビルマのタンピューザヤを結ぶ、415キロの鉄道を敷設するため、日本軍によって強制労働に従事させられた。イギリス軍兵士のアルバート・モートンは、1942年2月にシンガポールで捕えられ、タイ駐留の日本軍の捕虜となり、いわゆる死の鉄道を建設するために強制的に働かされたが、3年半の間、どうにか生き延びることができた。この間、没収され罰せられる危険性がある中、日記を書き綴り、戦後イギリスに持ち帰った。この本はその日本語訳であり貴重な一冊といえる。
2013年7月14日日曜日
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過酷な条件下、必死になって日記を書き綴り、無事出版できた幸運を、感動とともに祝福します。
返信削除K.A.
K,A,さん
返信削除捕虜に対する日本軍の扱いは、もっとひどいものかと思ったが、まあまあだった。