2013年7月17日水曜日

(1891)ミャンマー「全国的に停戦」 実現性は不透明

  7月16日の朝日夕刊。訪英中のテインセイン大統領は15日夜ロンドンで講演し、「おそらく今後数週間で、全国的な停戦が実施される」と述べた。分離独立や自治を求めて、中央政府と長年戦ってきた少数民族との和平を進める考えを強調した。ただ、少数民族側は、自治権拡大に向けた対話を優先しており、「全国的な停戦」が実現するかどうかは不透明だ。大統領は、「(英国からの独立以来のこの60年余りで)初めて、ミャンマー全土で銃声がやむだろう」と語り、楽観的な見通しを示した。ミャンマー政府は、すべての少数民族武装組織をネピドーに招き、全国的な停戦協定を実現したい意向だ。また大統領は「今年末までに、政治犯皆無」とも明言した。まだ約180人の政治囚が投獄されたままだ。今回の発言は、欧州からの経済支援を呼び込む狙いがある。

2 件のコメント:

  1. テインセイン大統領は期待以上に成果をあげており、今回も本気になって停戦を実現してほしい…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    大統領の英国での発表は、ちょっと早過ぎた感じですね。

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