2012年8月9日木曜日
(1549)ミャンマー和平足踏み
8月9日の朝日には「ミャンマー、和平足踏み、少数民族との対話進まず」との記事が掲載されていた。停戦協定を結んだ各派との政治対話が進まず、戦闘状態にあるカチン族とは正式交渉に入れていない。政権の目指す和解の早期実現は難しい状況だ。少数民族との交渉の担当であるアウンミン鉄道相は、①主要11民族武装勢力との5月ごろまでの停戦交渉の合意、②停戦合意した各派との政治対話と難民帰還の開始、③国民会議の開催の実現を目指していたが進展していない。唯一戦闘状態にあるカチン独立機構は「政治解決の道筋が見えない限り停戦協定は結ばない」、「我々はビルマ族と同じ権利を求めている」としている。停戦合意したカレン民族同盟初め10民族との和解も停滞し、カレン州やシャン州では、先月以降衝突が散発している状況。
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折角、11民族と停戦合意したのに、勿体ない話しですな。
返信削除鐡道相からテインセイン大統領への担当替えが必要なのでは…?
K.A.
K.A.さん
返信削除各少数民族は、いずれもビルマ族と同等の処遇を受けることを願っていますが、大統領・スーチーさんはじめ政府要人の多くはビルマ族です。(100年前は逆でした)。民主化の問題はどんどん改善されていますが、民族問題はいまだに接点が見つからない状況のようです。(N)