2012年8月7日火曜日

(1547)ビザと在留資格

  私はビルマ(ミャンマー)難民の支援活動を続けているが、先日オヤッと思う妙な言葉に出くわした。私はいま1996年以降現在までのミャンマー関連の朝日新聞社説を集めて読んでいるが、99年4月7日の社説「ビザと命、どちらが重い」という見出しに引っかかった。内容は、不法滞在の外国人が健康保険がもらえないため、高額の治療費が払えず我慢したため、病状が悪化した例を取り上げ、「ビザと命、どちらが重い」と訴えていた。本文では「在留資格」という言葉を複数使用しているにも関わらず、見出しでは「ビザ」という言葉に変わっていた。ビザ(査証)という言葉と、在留資格という言葉の意味は似てはいるが、明らかに別のもの。今回朝日新聞社に質問してみたところ、私の意向が正しいという返事が戻ってきた。なお、この種の誤りは有識者にも見られる。

2 件のコメント:

  1. №1536で予告されたとおり、朝日新聞社から訂正回答がありましたな。

    「過ちては改むるに憚ること勿れ」というわけで、朝日新聞はさすが大新聞!

    ところで今回のような問題は、それなりの知識・経験が必要なので、これからもご指摘の程、よろしくお願いします。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    新聞チェックは大変ですが、ビルマ問題に絞れば私でもなんとかなりそうです。(N)

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