(2009年5月1日)
一昨日の朝日新聞に「外国人在留管理厳格化に反発も 新カード導入の法改正案」との見出しがあり飛びついて熟読した。内容は、不法滞在者を減らす効果が期待される一方「外国人を監視の対象としか見ていない」との批判の声も上がっているというもの。私が一番懸念しているのは難民申請者が不法滞在者と同じように日本政府から存在が認められなくなる点。現在は、不法滞在者でも外国人登録証を自治体からもらえば、銀行口座が作れるし、就労の身分証明書としても使われてきた。しかし、この新法では「在留カード」が新設され、ビザのない人には発行されない。すなわちビザのない難民申請者は、幽霊として日本に存在するしかない。難民申請者だから母国のビルマに帰ることも出来ない。この朝日記事には「最終判断まで時間のかかる難民申請者が対象から外れており、身分が不安定になる」との指摘があった。
難民申請者は、当然別途考慮されるべきであり、そうなると思われるけど…?
返信削除K.A.
k.a.さん
返信削除誰もがそう考えますが、政府原案にはそれがないのです。民社党が噛み付いていますがどうなることか? せめて付帯決議がつけばいいなあと考えてます。(N)
先日地元の国会議員に難民問題について個人的に私から発言させていただきました。与党野党とゴチャゴチャ関係はありますが難民問題は別。党派を越えて良い結果が出ることを期待しています。
返信削除戦車ツマさん
返信削除国会の先生に発言、すごいことですよね。これからも機会があったらどんどん発言して。
今国会で審議している原案では、ビザを持ってる人でも、在留カードの不所持で罰則があり明らかに改悪、今までより入管に出頭する回数が増えることも改悪、在日外国人を「管理」するという姿勢が明らかです。(N)