(2008年10月25日)
ビルマではサイクロン騒ぎの中、国民投票によって新しい憲法が認められた。そのとき品川のビルマ大使館前で、騒動が起こったことはご存知のとおりである。再来年には、この憲法の下で総選挙が行われ、軍政の言う民主化政府が誕生するだろう。気になったので、1947年9月に制定されたビルマ連邦憲法を読んでみた。出典は「タイ・ビルマ現代政治史研究」の別冊付録。ビルマがイギリスや日本からの束縛を離れ、雄雄しく独立した時の憲法であり、参考となる。内容は14章234条からなる難解な長文であり、理解しにくい点が多々あったが、何とか読み終えた。私が知りたかった少数民族の憲法上の立場も多くのスペースを割いており、シャン州、カチン州、カレンニ州、カレン州(コートゥーレイ)、チン州、につき詳述されていた。興味を引いたのが国旗、今の国旗と違い5尖の星の間に小さい星を配したものだった。
このブログを読んで、論語の「温故知新」という言葉を思い出した。早速、広辞苑で引くと、「温故而知新、可以為師矣」(古い事柄も新しい物事も知っていて初めて人の師となるにふさわしい意)とある。
返信削除なるほど、成程。よくもまあ、勉強されますな。
K.A.
k.a.さん
返信削除「温故知新」。言葉は知ってましたが、こういうときに使うのですね。(N)