2013年12月7日土曜日

(2034)争奪ミャンマー④ 巨大事業に批判、中国巻き返し

  12月7日の朝日より。ミャンマー西部のチャウピューを起点に中国雲南省まで天然ガスを送るパイプラインが完成。全長793キロ、送られるガス量はフル稼働すれば、中国の年間消費量の7%にあたる年100億立方メートルになる。軍事政権は欧米の経済制裁を受け、頼みは中国、中国は見返りに北部のミッソン水力発電ダム建設、中部のレッパダウン銅山開発、そしてこのパイプライン建設の権益を得た。しかし2011年に民政移管されると、これらの巨大事業に対し「地元軽視」という住民の不満が噴出。テインセイン政権は、ミッソンダム建設を凍結、レッパダウン銅山事業も一時中断。これに対し中国は巻き返しを図り、チャウピューでは学校や診療所を建設、24時間の電力供給を実施した。中国は日本や欧米を使い分け、自分たちの裁量の幅を広げている。

2 件のコメント:

  1. 「地元軽視」から「地元重視」への転換は、良いことではあるが、
    どの程度、重視するのかな…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    ミャンマー側の反応を見て、中国側が態度を変えています。今までがあまりにも横暴な振る舞いだったので、「地元重視」に切り替えて当然。

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