2013年12月10日火曜日

(2037)読了214冊目:「難民認定」

  副題「ミャミャウィンが語った1500日」、根津清(元読売新聞記者)著、1992年10月・ダイヤモンド社発行、198頁、1400円。1979年来日、帰国後ラングーンで美容院開設、のち88年1月長男を伴い2度目の来日、同年3月「血の金曜日」事件発生、ビルマ情勢は混迷し、帰国ができなくなった。88年「在日ビルマ人協会」設立に参加、軍政反対ののろしを上げる。同年パスポートが大使館によって、没収され生活が苦しくなる。91年、同協会の事務局長を兼ね、伊東に民宿「ビルマ」をオープン、92年息子、甥(ウインナイン)とともに初めて「難民認定」を受ける。その間、日本人の支援を受けながら、必死に生き抜いた様子が描かれている。この本の内容は以上であるが、その後彼女らは、意外にも軍事政権と和解し帰国したため 在日ビルマ人から批判を受けた。

2 件のコメント:

  1. 人生いろいろ、なかなか興味深い難民認定者体験記…。
    軍事政権時代に帰国できたとは、幸運というべきか。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    彼女のことは私もよく知っています。当時日本にいて、軍事政権反対グループのリーダーでした。それが寝返りしたので、軍事政権側からは厚遇され、日本の仲間からは罵倒されました。いまどうしているのか知りませんが…。

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