(2009年3月19日)
昨日の読売朝刊には8段も割いて「ロヒンギャ族孤立無援」の記事が掲載されていた。この民族のことは当ブログでも再三取り上げてきたが、気の毒な民族である。ビルマ西部に居住していても軍事政権からは自国民とは認められず、強制労働などで虐待されている。周辺のバングラディッシュやタイ、インドネシアからも彼らは不法移民であり、難民とは認められていない。ロヒンギャ族は軍事政権反対の立場であるが、同じ反軍事政権の立場の在日ビルマ人から毛嫌いされている。「敵の敵は味方」という論理は成り立っていないのだ。写真で見る彼らの容姿は確かに一般ビルマ人とは異なり、眼光が鋭く、巻き毛の人が多く、かつ全員がイスラム教徒である。日本でも群馬県館林周辺に150人ぐらいが平和に暮らしているという。近く国連難民高等弁務官が、ビルマ政府と協議を始めるようだが、進展は期待できないだろう。
孤立無援とはもう、まさにその通りですね。
返信削除日本もそうですが諸外国の難民受け入れが進みますように。
また、ビルマ人との関係も、日本人が「同じビルマ人じゃない?」とはいえない感じ…一概にいえないようです。
色々と難しい問題ですな。
返信削除取り敢えずは国連難民高等弁務官の活躍に待つこととして、早急に、ロヒンギャ族からの、有能な代表の選出が望まれますな。
K.A.
stさん
返信削除ビルマ人に「同じビルマ人じゃないか」なんて言ったら、30分は反論を聞かされそう。
ご主人はどうかな? (戦車ツマさんのご主人は?) (N)
k.a.さん
返信削除私は牛久の入管で何回かロヒンギャ族リーダーと話したことがありますが、なかなかしっかりしていました。多くは自動車関連の小さい工場で働いていましたが、おそらくいまは全員解雇では? (N)
イスラム教や肌の色の話になるとビルマの人は
返信削除「うっとおしい」と感じることが多い気がします。
ウチの隊長は触れたくないっていう空気を感じます。
子供の小学校給食でカレーライスのメニューがありますが豚肉を使っているのでモスリンの子供はお皿にご飯だけ。給食で豚肉を使っていないメニューなんてほとんどありません。クラスの子供たちは大人になってその意味を知るでしょう。「豚肉は不浄のもの」だと。今はまだ深く疑問を感じていない子供たちですが。
異文化、異人種を理解し、共存するためには子供の時から親が教えなくてはならないと思います。
でも今の日本人には無理かも?他の問題多すぎて。
戦車ツマさん
返信削除私はいろんなビルマ人に接しているせいか、肌の色は全く気になりません。それより気になるのが刺青。ビルマでは「勇気の象徴」だと聞いたことがありますが、「日本ではヤクザ」の象徴。これも文化の違いでしょうが、理解するのに時間がかかりますね。以前私は生徒に「日本人には見せないほうがいいよ」と言うことが多かったのですが、相手国の文化を否定するようで最近は黙っています。豚肉ライスカレーと同じですが、文化とか伝統とか難しいですね。(N)