2013年4月3日水曜日

(1786)2012年の難民認定者数等に関する声明

  標記の件、(1772)に取り上げたが、4月2日に全難連(全国難民弁護団連絡会議)は声明を発表。18人という難民認定者数、0.56%という難民認定率、4.07%という庇護率が、他の先進国の水準に比し、著しく少ない。また、日本での申請者数の多い国籍のうち、ミャンマー以外の難民認定者がいずれも0人であるという状況を鑑みれば、日本における難民認定制度は、もはや機能していない。このような問題点について、国際機関などから指摘されてきたが、最近の難民認定者数の水準は、参与員制度導入前に戻っており、同制度の導入が、日本の難民認定制度の改善に繋がっていない。全難連は、難民条約の実質的な履行確保のために、国際難民法の水準を踏まえた抜本的な制度改革を求めると共に、難民を支援する関係機関・団体と協力していく。

2 件のコメント:

  1. 全難連の活動は頼もしいですな。
    益々行動してほしい…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    難民申請者の二次審査が、遅れに遅れている理由として、この民間の参与員の先生方に礼を尽くすためということを聞いている。すごく矛盾を感じていたが、今回の全難連の声明で胸がすっきり。

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