2013年4月18日木曜日

(1801)スーチー氏に現実主義の顔 憲法改正めざし軍に配慮

  4月18日の朝日電子版。スーチー氏は理想を追う民主化運動指導者の印象が強かったが、日本では、妥協の重要性を訴えるなど、現実主義の「政治家」の顔を見せている。17日の東大での講演では、「民主化は国軍が受け入れて初めて不可逆的な変化になる」と言い切った。全議席の25%が割り当てられている軍の協力が不可欠だとの認識を示した。事実、先月末に首都であった国軍記念式典に初めて出席し、その式典でミンアウンフライン国軍最高司令官は「軍は政治を主導している」旨宣言しており、憲法改正に軍が応じる見通しはまだない。スーチー氏は軍とも良好な関係を保ちながら、憲法改正⇒大統領就任を目指している。一方、民族・宗教の衝突問題については、法の支配の確立が不可欠と述べるにとどまった。なお現大統領への批判も若干述べた。

2 件のコメント:

  1. 現実路線を取らざるを得ないのでは…。やむなく「君子豹変す」。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    スーチーさんは、社会環境の変化に応じて、上手に切り替えができる人ですね。君子豹変するスーチーさんを、国民がどう見るかが問題。

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