2012年4月28日土曜日
(1446)「変化」を探してヤンゴンをたずね歩く③
昨日の続き(4月25日、アジアプレス)。衣料品経営の知人は、「最近タイポンとカチンロンジーが飛ぶように売れている」という。タイポンはミャンマーの伝統的な正装で橙色の上着、カチンロンジーは緑色のチェック柄の巻きスカート、この上下の組み合わせが、いわばNLDの制服、多くの人がNLDに入党し、スーチーさんの演説集会や選挙運動などでこの制服をまとっている。この知人は、スーチーさんの国政参加や、報道の規制緩和を「変化」として取り上げたが、それ以外はまだ変化してないという。だが、スーチーさんの肖像画の入ったTシャツで街を闊歩する人も多く、すでに物言う自由を獲得したように見える。知人の歴史学者(80歳)は、現在の変化は、表面的なものであり、変わるとすれば、クーデターなしに2015年の総選挙で、NLDが勝った時という。
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クーデターなんかなしで、着実に民主化が進んでほしいですな。
返信削除K.A.
K.A.さん
返信削除軍が政権を握っていれば、その部下がクーデターを起こす可能性が大きいです。軍指導者に反対する若手将校によるクーデターは可能性があると思います。特に3年後あたりに。(N)