2012年4月8日日曜日

(1426)難民統計に関する全難連声明

  全難連では2011年の難民統計で、過去最低の難民認定率だったことを受けて、4月6日、声明を発表した。それによると、11年の難民認定者数は21人で、うち7人が一次手続きにおける認定(うち少なくとも2人は勝訴確定による)で、残り14人が異議手続における認定。難民認定数は過去最低の0,33%、一方、異議申し立てでの認定率は1,6%で05年以降最低。認定者の国籍にも偏りがあり、ミャンマーが全体の80%、ミャンマー以外の者が難民認定されることはほぼ不可能。異議申立継続事件が滞留しており、年末時点での未済案件数は2600件あり、これを消化するだけで3年かかる計算となる。11年の難民申請者1867人のうち540人(28,9%)が再申請者である。政府は、保護を受けるべき者皆を保護すために制度や基準を見直すべきだ。

2 件のコメント:

  1. 色々と難しい問題があるのだろうけど、未済案件数2600件という数字は、何とか早く、低減してほしいですな。
    K.A.

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  2. k,a,さん
    難民申請者が増え、難民不認定者も増えているので、未済案件数は増え続けます。難民認定業務は、入管から外して、新しい難民保護庁でやってほしいです。(N)

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