2012年4月23日月曜日

(1441)読了百冊目:「菊と龍」

  「菊と龍」、副題は「祖国への栄光の戦い」、相良駿輔著、1972年5月・光人社発行、279頁、820円。「菊と龍」はビルマ北部と雲南戦線で戦った菊兵団(第18師団・久留米で編成)と龍兵団(第56師団・福岡で編成)で、北九州で編成された兄弟師団を指す。第1章:死の谷フーコンの戦い、第2章:ミートキーナに死す、第3章:ああ拉孟守備隊の最後、第4章:騰越城に日は落ちて と続く。インパールを攻撃したのは、「烈」、「弓」、「祭」の3兵団が主役であり、「菊」と「龍」はビルマの戦場では脇役であった。敗れた友軍を脱出させるために、重慶軍や英印軍と壮絶な戦いを続け、蒋介石総統から逆感状を貰うほどであった。また、ミートキーナに突如現れたウインゲート空挺師団との戦いも壮絶そのものであった。これらは日本民族の血の歴史、魂の慟哭である。

3 件のコメント:

  1. 本当に、この戦争に何の意味があったのか。。。と。。。

    ほとんどが餓死、あとは病死、戦いで死んだ人はわずかだとか。

    亡くなった方々が安らかに眠れるよう、
    残された方たちは、こうして記録を残すのが供養になりますよね。。。
    戦争を知らない世代は、そのときの話を知ることも。。。

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  2. それはそうと!

    100冊読破、おめでとうございます!!!

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  3. stさん
    日本の兵士30万人がビルマで戦い、18万人が戦死(餓死、病死)するといった滅茶苦茶な戦争、いろんな意味で後世に残したらいいと思います。

    やっと目標の百冊読破、ご支援ありがとうございました。これからは「あらすじ集」に力を入れます。(N)

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