(2009年4月24日)
ちょっと古いが、2月の日刊ベリタ紙に【「日本から叩き出す」と気勢、「在日特権許さない市民の会」ら入管前でカルデロン一家を狙い抗議行動】 というショッキングな記事を見た。この問題は当ブログの(303)でも論じたが、例のフィリピン人親子3人のうち13歳の「のり子」さんだけが日本に残り、両親は母国に強制送還されたという事件だ。私の記憶では多くの新聞は、気の毒だが妥当な判断と論じていたと思うし、私自身もそう解釈していた。しかし今回のニュースによれば、一家が東京入管に出頭するときを狙って、日本から叩き出すことを目的とする団体が日の丸を持って入管前に集合し、家族全員を犯罪者とけなし、一家と支援者に直接抗議を行う予定のようだった。しかし実際には遭遇しなかったという。私たちは難民を助ける活動をしているが、もしかしたら難民を叩き出そうという輩が出て来るかもしれない。要注意だ。
黒船の来襲のころを思い出しますね。
返信削除といってもその当時生まれていたわけではありませんが(笑)
日本が当時と違うことのひとつは、国の力もそれなりに強くなったことで、そのぶん日の丸号にも定員の余地があると思うんですけどねえ…
また、理屈でどうこう言うより、まずは人と触れ合ってみたら、というのは難しいんでしょうか。生理的なものなんでしょうか?謎です。
stさん
返信削除国粋主義者でしょうね。日の丸と日章旗をもっての示威運動ということからたぶん。
こういう人たちは、いつの時代にも、どこの国にもいますよね。
日本人の大部分は、のり子さんを応援すると思いますが。 (N)
偶然にもその日入管へ行きました。日本に来て3ヶ月目の友達に言っていることの意味を説明しましたけとその家族に対して言っていると思いませんでした。自分に向かって言っているように思いました。ちょっと悲しいです。
返信削除匿名さん
返信削除コメントありがとうございました。
のり子さんはきっと立派に成長するでしょう。(N)