2013年10月10日木曜日

(1976)読了199冊目:「実用ビルマ語入門」

  実用ビルマ語入門(発音・会話・単語集)、著者は戸部実之(東海大学・外国語教育センター教授)、1995年12月・泰流社発行、横書き、101頁、9000円。目次は、第1部:基本文法、第2部:日常会話、第3部:語彙集と続く。目次だけを見ても類書と違わないが、大きく異なる点は、ビルマ文字の説明がない点だ。思い切って、複雑で難解なビルマ文字の学習を省略して、もっぱら発音にこだわった入門書である。確かにビルマ文字を知らなくても、会話はできる。漢字を知らなくても、流暢に日本語を話すミャンマー人も多い。著者の履歴を見ると、ミャンマー語以外にもほぼ50の言語について、同種の入門書を発行しており、おそらく言語学の大家なのであろう。101頁で9000円とは、べらぼうに高い価格だが、言語学研究者にとっては、貴重な書籍といえるようだ。

2 件のコメント:

  1. 50もの言語について、解説ができるとは、凄い才能の持ち主ですな。  素晴らしい!

    K.A.

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  2. K.A.さん
    ミャンマーだけで135の言語があるといわれており、50言語といってもそれほど・・・・。

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