2012年9月21日金曜日

(1592)読了121冊目:「魅惑のミャンマー投資」

  著者は松田健(元日刊工業記者)、2008年6月・カナリヤ書房発行、262頁、1500円+税。昨年以降欧米からの経済制裁が解除され、今や世界中の経済界が最後のフロンティア・ミャンマーを目指しているが、この書籍はその少し前のミャンマー経済界を概観しており、貴重な労作といえよう。この種の書籍は、概して硬い文章が並ぶが、本書は軽い文体で記されており、実に読みやすい。第1部は「普通の国に向かう」、第2部は「世界が注目するミャンマー投資」、第3部は「ミャンマー企業・工場訪問記」と続く。特に第3部には「経済制裁を切り抜けた縫製業界」、「背広40万着生産の日本メーカー」など数多くの日本関連企業への取材記事があふれている。最近ミャンマー進出を考えている企業人には必読の教科書といえよう。オヤオヤまもなく延読者6万人だ。

2 件のコメント:

  1. 経済制裁下でも、結構、日本企業は活動していましたな。

    延読者6万人とは、さすがに凄い! 10万人も当然、視野に…。
    K.A.

    返信削除
  2. K.A,さん
    1600回で6万人か、とすると10万人到達はあと1100回、ということはあと3年か。なんとかなるかな???

    返信削除