2014年1月20日月曜日
(2078)読了223冊目:「加藤隼戦闘隊の最後」
著者は宮辺英夫(遺稿)、1986年・光人社発行、219頁、1200円。加藤隼戦闘隊の正式名称は飛行第64戦隊で、最初に指揮を執った加藤健男中佐(戦隊長)の華々しい活躍で、戦隊名に「加藤」という名がついた。昭和17年ビルマのアキャブ(今のシットウエ―)で戦死、戦隊長が変われば当然名称も変わるはずだが、この64戦隊はその後5代にわたり戦隊長が変わっても、最後まで「加藤隼戦闘隊」の名称を使った。その最後の戦隊長がこの書籍の著者(遺稿)である。宮辺氏は1943年にトングー飛行場に着任、45年4月から終戦まで戦隊長として活躍した。その間、ビルマの各地の飛行場を基地として、率先して英米軍と戦い、かつ 部下を厳しく教育した。私は「エンジンの音轟々と、隼は行く 雲の果て」という歌を、心の中で歌いながら読み終えた。面白かった。
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「加藤隼戦闘隊」の隊長が、5代にわたり変わりましたか。さぞや、激闘だったことでしょう。 合掌!
返信削除K.A.
K.A.さん
返信削除当初は素晴らしい戦果を挙げて、国民的英雄だったが、次第次第に英米軍機に叩かれ、制空権を奪われ全滅状態に。5代にわたる加藤戦闘隊がビルマで戦ったということは、この本で知った。