2012年6月11日月曜日
(1490)ラカイン州で宗教対立、外出禁止令
共同によれば、ラカイン州(アラカン)で5月に仏教徒の少女がイスラム教徒とみられる集団に暴行される事件が発生、今月に入り、イスラム教徒と仏教徒の双方がバスや家などを襲撃し、これまでに15人以上が死亡した。テインセイン大統領は、10日、ラカイン州に非常事態を宣言した。この混乱が、州都シットウェに拡大、これまで2地域に出していた夜間外出禁止令を新たにシットウェなど計4地区で発令した。報道によれば、シットウェではイスラム教徒が仏教徒の家を襲撃し、一部を焼き払ったという。ヤンゴンでは、事態の鎮静化を願う市民ら千人がシュエダゴンパゴダに集まり祈りをささげた(以上概要)。ここでいうイスラム教徒はロヒンギャと言われ、ミャンマー政府が国民と認めていない。このため、しばしば紛争が生じており宗教対立よりむしろ民族対立だ。
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せっかくいい流れになってきたのに、なんでこんなことが。
返信削除もっとも、少数民族、ロヒンギャ問題はもともと以前から、
いままで、あったものですからね、、、
それをないことのようにしていくのもおかしな話なんですが!
それはそうと、そもそもロヒンギャはミャンマーの民族じゃないからして、これは民族問題ではない、とミャンマーの新聞が外国メディアに抗議しているとか???「そこまで言うか、、」と思いますが、外国人にはわかりにくい感覚でしょうね、、、
stさん
返信削除ロヒンギャ族は、クルド人同様国のない民族であり、まことに気の毒な存在です。せめて国があれば生きていけると思われますが、国がないから誰からも支援されず、ただ生きていくだけです。将来、アラカン地区と、バングラデッシュの間に、新しい国を作るしか解決方法はないのでは。あるいは金持ちのイスラム教の国が、例の第三国定住方式で分散吸収していくか? ビルマ人のロヒンギャ嫌いは徹底してますね、 スーチーさんはどう考えているかしら?