(2009年6月1日)
久しぶりにロヒンギャ関連の話題に接した。ヒューマンライツウオッチが最近「生死をさまよう人々、ビルマのロヒンギャの窮状」という報告書を発表した。ビルマとバングラディッシュから大勢流出する様々な原因とともに、東南アジア各国に逃れた後の処遇を調査したもの。特にアラカン州でのロヒンギャに対する迫害は、国際社会の注目を集めないまま、20年以上も続いている。超法規的殺害、強制労働、宗教迫害、移動規制といった人権侵害の他、ロヒンギャを無国籍者とする厳しいビルマ国籍法。ビルマ政府はロヒンギャに基本的人権を認めていないだけでなく、彼らがビルマ国民であることすら認めていない。東南アジア諸国はビルマに圧力をかけ、避難民に保護を与えるべきであると結んでいる。私は、牛久や品川の入管で何人ものロヒンギャの人と出会い話し合ったが、在日ビルマ難民はそっぽを向く人が多い。
ご無沙汰しております。
返信削除しばらく訪れないうちに、アクセスカウンターがあたらしくなりましたね。
そしていよいよ5ケタへの大台まで間近になりましたね。
さて、ロヒンギャ問題も…根深いですねえ、もう生理的(といっては軽率でしょうけれど)に相容れないんでしょうかね。
以前、タイの国境近くで少数民族団体のリーダーに話をきいたことがあり、日本人がわが「おなじビルマ人なんだから仲良くしたら」という話を軽くしたところ、「日本だって在日中国・韓国人の問題をかかえているでしょう」とやはり軽く返されたということがありました。
結局のところ、「同じ人間」なんですが…ねえ(^^;
stさん
返信削除ロヒンギャの問題、日ごろ胸につかえていましたが、「日本だって在日中国・韓国人の問題をかかえているでしょう」。これには参りました。確かにそういう面はありますね。ちょっとすっきりしました。でも人間って難しいですね。(N)
全くひどい話で、早急に東南アジア諸国が中心になって解決すべき重要課題ですな。
返信削除K.A.
k.a.さん
返信削除国のない民族(クルド人、パレスチナ人、そしてロヒンギャ人)への対応は、すごく難しい問題ですね。アセアンの盟主タイ国が真っ先にロヒンギャを排斥しており、我々としてはなかなか手を出すチャンスがありません。我々には日本という国があって幸せですが。(N)