2013年5月7日火曜日

(1820)難民認定 国際化意識し適正な評価を

  5月6日の朝日「私の視点」欄。投稿者はジャーナリストの根本かおる氏。3月に法務省が発表した昨年の難民認定に関する統計は衝撃だった。認定を受けたのは18人と10年ぶりの低水準であるばかりか、1次手続きでの認定率は0.2%と1982年に難民認定制度ができて以来最低だった。これでは難民を救う制度ではなく、申請者を退けるための制度だ。国際法上違反ではと感じる。他の先進諸国では同じ理由で家族・親戚が認定されているのに、日本では認められず長く苦しい戦いを強いられる。せめてもの救いは、ホームレス化した申請者の当座の宿泊施設の提供などNPOの活動だ。難民受け入れは、「人権推進」、「国際貢献」の文脈のほか、「足元からのグローバル化」、「人材の確保」も加えたい。認定行政をつかさどる官の人々にも、早く気付いて欲しい。

2 件のコメント:

  1. 成程、「足元からのグローバル化」、「人材の確保」、何れも大切なキーワード。該当官庁に猛省を促したいですな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    少子高齢化対策の意味合いも入っている感じです。難民保護庁を早く設立するといいですね。

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