2013年3月26日火曜日

(1778)異国に生きる

  3月25日の朝日夕刊「窓」欄。「私たちは日本に永住するつもりはない。ビルマで民主主義が回復されたらすぐ一緒に帰国して、国づくりをするつもりだ」。チョーチョーソーさんの投書が朝日新聞の「声」欄に載ったのは1994年12月、それからさらに18年余、まだ帰国を果たせていない。日本で反軍政運動を引っ張ってきたので、迫害されないか確信はない。いま高田馬場でビルマ料理店「ルビー」を経営する。28歳だった青年は今年50歳、白髪も目立つ。その長い道のりを記録したドキュメンタリー映画「異国に生きる」が30日から東京の「ポレポレ東中野」で上映される。98年にようやく難民認定され、妻ヌエヌエチョーさんと再会する場面など印象的。土井敏邦監督のカメラは、ビルマの民主化問題を超えて、国とは、家族とは、という根源的な問いを投げかける。

2 件のコメント:

  1. いい映画ができましたな。
    いつまでも、観る人の心に響くことでしょう。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    チョーチョーソーさんは、在日ビルマ人のリーダー格の人、温和な紳士だが、一面、軍事政権反対の闘士でもあります。スーチーさん来日の時も活躍するでしょう。

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