2013年3月28日木曜日

(1780)読了145冊目:「海を渡った故郷の味」

  発行はマッコーリー・グループ・ジャパン協賛・2013年2月、発行所は難民支援協会、104頁、全頁カラー写真、1500円+税。日本に滞在している各国の難民が、協力して作った珍しい本だ。故郷としては、チン3品、アゼリ4品、ネパール3品、クルド5品、スリランカ1品、バングラデシュ2品、ウガンダ2品、コンゴ民主共和国2品、カメルーン3品、カレン3品、カチン2品、イラン3品、パキスタン3品、ビルマ3品、エチオピア5品、合計15の故郷、39品の料理が選ばれている。料理を紹介した人は、いずれも難民であり、故郷で食べた味を思い浮かべつつ、日本でレシピを紹介している。彼等は現在は難民として日本で暮らしているが、大切な家族と囲んだ食卓があった筈だ。また、料理という世界共通の切り口から、難民問題を考えるということは、とても素敵な企画だ。

2 件のコメント:

  1. 本当に珍しい、貴重な本が出ましたな。多くの人が読んでほしい…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    難民の存在を知らない若い人が大勢います。この本を読んで、在日難民の現状を知ってほしいです。

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