2012年12月8日土曜日
(1670)民族対立 憎悪の村
朝日12月17日。標記の見出しの他「焼かれた村(何もしてない)」、「(助けて)記者にこっそり手紙」、「無国籍、招いた差別」などが並ぶ。民主化と経済ブームに沸くミャンマーの辺境の村パリンで、イスラム少数民族と、多数派の仏教系民族の対立が続いている。5月末以降178人が死亡し、のべ10万7千人が避難民となった。憎悪と恐怖が渦巻く西部ラカイン州の現場の村に入った。10月22日仏教系ラカイン族の暴徒数千人が、石油の入ったペットボトルを投げて家々に放火、500戸の家屋のうち204戸が焼けた。住民は「自分たちは何もしていないのに」と。軍兵士が20人駐屯しており、「軍がいるからここにいられる」、夜「ラカイン族を殺せ」という叫び声も、聞こえるという。スーチー氏は「暴力は双方によってなされており、私はどちらの側にも立たない」という。
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スーチーさんも傍観するしかないとは、残念。
返信削除それにしても、20人程度の駐屯兵士では少なすぎる。
K.A.
K.A.さん
返信削除おそらくスーチーさんはロヒンギャ民族を救う信条と思われるが、ロヒンギャ以外の全民族から敵視されるのを避けざるを得なかったと思われる。テインセイン大統領が動けば別だが。
私は20人でも、軍兵士が治安を守ることには反対、軍必要説が再燃するから。治安は、警察がやればよいのでは。