2012年7月30日月曜日

(1539)ASEAN会議、紛糾の背景には中国の存在感

  7月30日の朝日新聞の「風」欄に、同社アジア総局長の藤谷健氏が、標記のような見出しで書いていた。今月半ばアセアン会議がカンボジア・プノンペンの平和宮殿で開催された。焦点は南シナ海だった。フィリピンとベトナムが中国と対峙した岩礁や排他的経済水域問題の言及を要求したのに対し、議長国カンボジアが2国間問題であると反対し紛糾した。日本や中国、米国が参加した12日の東アジアサミット外相会議、ここでも米国と安保協定を結ぶフィリピンが、中国批判を繰り返した。カンボジアには中国の代弁者との疑惑の目が向けられる(以上概要)。太平洋国家を自認する米国と海洋進出を強める中国。アセアンの内部はこの2国間のパワーバランスに揺れており、将来、議長国となるミャンマーは、どのように対応するのであろうか。推移を注目したい。

2 件のコメント:

  1. 難しい問題ですな、
    ASEANは一層強力にまとまり、政治的な力をつけてほしい…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    南太平洋の島嶼問題は次第にクローズアップされてきました、アセアンもそうですが、その裏にある中国とアメリカのガチンコ勝負ですので、目が離せません。(N)

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