2012年3月25日日曜日

(1412)ミャンマー二重為替レート是正へ

  3月13日の東京新聞に、標記の見出しで例の二重為替問題が紹介されていた。チャットの公定レートは1ドル=6チャット前後でほぼ固定されているが、市中では1ドル約800チャットで両替されている。この「二重為替」によって、外国企業はミャンマーの企業と合弁事業を行う際の出資額が実際より低く評価される。例えば外国企業が100万ドル出資した場合、市中レートならば8億チャット出したことになるが、公定レートではその百三十分の一の600万チャット。一方国有企業は、僅かなチャットで外貨を得ることができ、これによって軍は富を蓄えてきたのだ。関係者によると4月に外国投資法を改正し管理変動相場制を導入するとの情報もある。しかし断行した場合、二重レートで恩恵を受けてきた国有企業が経営危機に陥る恐れがあるため、緩やかな移行となろう。

2 件のコメント:

  1. 130分の1とは、おどろき!

    取り敢えず、70分の1位かな?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    70分の1でも混乱するでしょう。どうするんでしょうね。野田総理と日銀総裁がネピドーへ行かなきゃ。

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