2012年3月20日火曜日
(1407)不思議な楽観論に包まれて
3月19日の朝日「風」欄に、「ミャンマーから」、「改革路線、不思議な楽観論に包まれて」と題する藤谷アジア総局長からの投稿が掲載された。政治犯の釈放、政党要件の緩和と最大野党の国政参加、外資や経済特区をめぐる法改正、集会や言論の規制緩和、少数民族との停戦。14日にはスーチー氏の政見放送が国営放送で全国に流れ、憲法の改正などを訴えた。このような改革が進むと皆はタンシュエ氏(元軍政の独裁者)の動向が当然気にかかる。彼に近い政商は「流れは変えられない」と断言、アウンミン鉄道相(少数民族との対話の政府代表)は「現在の体制は彼がすべて整えた、みんな彼に感謝すべきだ」。テインセイン政権は軍政が敷いた線路を走り続けるようだ。だがスーチー氏を含め、多くの人が楽観的に見ていることも不思議なことだが事実だ。
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先日のネーミョージンの演説の中でテインセインを鉄道に例えていました。
返信削除線路は真っすぐ続いているようだが
後に続く列車は行き先がたくさんあって
進むのが困難だというような内容でした。スーチー氏の行く遊説会場はどこもお祭りのような盛り上がりで楽観的になってしまうのでしょうか。
祭りの後は・・・。と言われるような結果が出ないことを願わずにはいられません
戦車ツマさん
返信削除今回の民主化の動きは、ミャンマーの再建計画と連動しており、暫くは、この調子で進むでしょう。問題は2015年の総選挙、このとき方向がはっきりするでしょう。それまでは行け行けドンドン。