2012年3月5日月曜日

(1392)「難民起業サポートファンド」準備進む

  3月1日の難民支援協会(JAR)の発表によると、難民の起業家のための経済的自立を促すための小型融資機関の準備ができたという。実際に融資を開始するのはまだ先だが、難民にとっては期待できる事業であろう。対象となる「難民」とは、広く「難民申請した人」を指しているようだ。日本には年間1900人(2011年)の難民申請者がいるが、仮に難民の資格を得た人でも就職となると困難な現状である。例えばレストランや貿易業など、自ら事業を立ち上げることで、自身の収入と、他の難民の雇用を生み出すことも考えられる。その際必要な経営支援を行うとともに、最高100万円の小型融資(利子をつけて要返却)を行うというもの。事業が拡大すれば、一般の公的融資につなげるという。実際の活動はまだ先だが、希望者は予め研究しておくとよいだろう。

2 件のコメント:

  1. このような資金を活用して、一人でも多くの難民が企業家となってほしい。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    ミャンマーには従来民間企業が少なかったため、起業という発想がすごく不足してます。スタートはまずそこからといった感じです。(N)

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