2013年1月25日金曜日

(1718)読了137冊目:「アジアにかける橋」

  副題は「ミャンマーで活躍するNGO」、新石正弘著、2009年6月・コモンズ発行、254頁、1700円+税。著者は1971年に東大の工学系大学院修了、ベトナムなどで活躍したのち、1994年ブリッジ・エーシア・ジャパンを作り、ベトナム、ミャンマー、スリランカで国際協力活動を行い2009年63歳で永眠。本書はNGOとして主にミャンマーでの活躍を記しており、遺稿集となった。最近ロヒンギャ民族の話題が多いミャンマー南西部のラカイン州の村起こしに活躍した。彼は最初にシットウエ―で技術訓練所をつくり、そこで学んだ村民と協力して、次々と事業を展開した。橋、桟橋、学校(64校)、井戸、女性センター、村アクセスセンター、保健センターなど。NGOによる住民参加型のインフラ整備など、見事というほかない。彼は国際化時代に、「NGOが未来を開く」と叫ぶ。

2 件のコメント:

  1. 享年63歳とは、惜しかったですな。
    しかし同氏の偉業は、永く受け継がれることでしょう。
    K.A,

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  2. K,A.さん
    63歳とは若すぎますね。でも最後の3年間を利用して一冊の本を発行したところは見事です。
    私も見習いたいです。

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