2012年9月14日金曜日

(1585)新難民保護法の成立を望む

  すでに(1582)と(1574)で述べたように、新難民保護法の法制化に私は大賛成である。現行法律があるがために、多くの難民申請者が人道上の不利益をまともに受けている。たとえば、難民申請した仮放免者は、異議申し立て後3・4年は「就労不可」のまま放置されている。このような状態を現在の法律は認めているため、難民申請者はいかんともしがたく、泣き寝入りの状況だ。「就労不可」で3年も4年もどうやって生きていくのか。このように見ていくと、現行法律には数多くの矛盾点が浮かんでくる。今日11時から津田沼駅近くの喫茶店で、難民支援協会のお二人と面談した。READYFOR?という最新の手法で資金面を調達した上で、各政党に呼びかける準備を展開している。現在難民に対する各政党のスタンスは明確ではないが悪法は改訂してほしい。

2012年9月13日木曜日

(1584)読了120冊目:「現代ビルマ短編小説集上下」

  編・訳は大野徹、ビルマ叢書文学編5・6、1983年3月・井村文化事業社発行(発売は勁草書房)。上巻は233頁(16編)、下巻は234頁(14編)、共に定価1350円。内容は編者が自ら雑誌から拾い集めた30編の最もビルマらしさの見られる1958年~82年の短編集。上巻の内容は、「思い違い」、「マラリア」、「便所」、「死への一服の薬」、「徘徊する宝の山」、「深夜の旅人」、「無謀な猟師」、「独楽の上の石灰」、その他8編。下巻の内容は「初夏、霞たなびく頃」、「不漁の日」、「ポウパーのメーザーユ」、「ラングーン爆撃の日(日本軍がラングーンを占拠した時、ビルマ志願航空隊による爆撃)」、「立てれば白く倒せば緑色」、「頭から足先まで覆われて去って行った」、その他8編。全体的に農村、山村、漁村の生活情景が多く、30~50年前のビルマがよく理解できる。

2012年9月12日水曜日

(1583)ミャンマーへ ミャンマーへ

  9月11日の日経電子版には、「ミャンマーでインフラ整備、日本勢加速、通信や橋梁」との見出しが。NTTコミュニケーションズは月内にも企業が高速・大容量でデータ通信を利用するための国際専用回線を10倍に増やす。また、NTTコムはミャンマー郵電公社向けの回線容量を15倍に増やす。NTTドコモは、日本の携帯電話が、現地で使えるようにする交渉に入った。JFEエンジニアリングは、大型橋梁の建設に向け調査を開始する。場所はヤンゴンの北100キロのイラワジ河岸で、総事業費は100億~200億円。ミャンマーに対する日本からの直接投資は2010年までの20年間で2億ドル、100億ドルを投じたタイや中国に比べると大きく出遅れている。一方、9月8日の日経電子版によれば、三菱東京UFJ銀行が、ミャンマーでのドル送金業務の開始を発表。

2012年9月11日火曜日

(1582)韓国の新難民法

  日本では7月9日に新しい在留管理制度が施行されたが、お隣の韓国では昨年12月29日に新しい難民法が成立、施行は2013年7月1日の予定。全難連などから入手した韓国の新法を見てみると、日本の難民法と明らかに異なり、難民保護の色彩が強い。例えば、第5条:難民申請書を書けない人には、受け付ける公務員が作成し署名する、第8条:難民申請者の要請があれば録音、録画を拒否してはならない、第9条:法務部長官は難民申請者に有利な資料も積極的に収集し活用する、18条:難民認定は申請を受けてから原則6か月以内に決定、異議申し立てについても6か月以内に決定、第25条:難民委員会の設置、第30条:難民認定者の処遇、第40条等:難民申請者の処遇(難民申請6か月後に就職許可)など。日本の新法は、韓国以上でありたい。

2012年9月10日月曜日

(1581)MNLとのパートナーシップ協定締結(Jリーグ)

  日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は8月27日、ヤンゴン・セドナホテルでミャンマーナショナルリーグ(MNL)とのパートナーシップ協定を締結した旨発表。Jリーグにとって、海外のプロサッカーリーグとのパートナーシップ協定は、2月のタイプレミアリーグ、8月のベトナムリーグに続いて3件目。日緬両リーグは、今回の提携をきっかけに、両国のサッカー発展のためにコミュニケーション、マーケティング、大会運営、アカデミー、選手の移籍等の様々な分野で協力し、プロリーグの組織、マネジメントの質向上と効率化を目指していく(以上)。既にこのブログで報告したように、ミャンマーチームはロンドンオリンピックでは男女とも予選で敗退したが、ブラジル大会までには相当成長するのではなかろうか。また今月はミャンマー女子チームが来日の予定、楽しくなりそうだ。

2012年9月9日日曜日

(1580)読了119冊目:「ミャンマー概説」

  「ミャンマー概説」、編者は伊藤利勝、著者・翻訳者24人。2011年3月・メコン発行、横組み、731頁、7000円+税。著者・翻訳者の大部分が大学関係者であり、専門家が共同して発表した学術的な著作だ。内容はビルマ世界、モン世界、カレン世界、カヤー世界、シャン世界、カチン世界、チン世界、ヤカイン世界と8つの民族グループに分け、それぞれ、歴史、経済と社会、言語と文学、宗教と信仰、民族と行政などに大別し、民族グループごとに、それぞれ60頁から90頁にわたって記述するという独特の方法を採用している。その上で、編者が序章で「ミャンマー的国民国家の枠組み」を論じ、終章で、「官製民族世界の形成」という論文でまとめている。我々が各民族の話題を論ずる場合、まずこの大作をチェックした上で、取り掛かるとよい。座右の書として推薦。

2012年9月8日土曜日

(1579)入管施設(牛久)で60人ハンスト

  8月30日の読売新聞電子版によれば、法務省の「東日本入国管理センター(牛久市)」で難民認定を求めるなどして収容されている外国人の一部が、提供される給食を食べるのを拒否していることが分かった。同センターによると、28日現在、約400人の収容者のうち、約60人が給食を取っていないという。外国人労働者や難民の支援団体「[BOND」(高根淳代表)によると、難民認定手続きが長引くなどの理由で、同センターに長期間留め置かれているスリランカ、ガーナなど約20か国の120人が20日からハンガーストライキを始めた。入所者は、面会した同メンバーに「長期収容はやめてほしい」と訴えていたという。長期収容者の多くは半年以上留め置かれ、2年以上収容されている人もいるという(以上)。長期の自由拘束は人権問題であり、やめてほしい。