(2008年9月15日)
ビルマ人の難民申請者は、2005年は212人、06年は626人、07年は500人、そして今年は1000人近くに増えるのではなかろうか? 今年増える理由の一つとして、昨年秋の僧侶、市民の平和的デモ行進に対する軍政側の発砲事件が上げられる。もちろん長井カメラマンの射殺事件も影響していよう。①軍事政権による政治体制に不満があって日本で難民申請する人、あるいは、②ビルマ国内での戦火、内乱、風水害などを理由に、日本に来て難民申請する人、このようなビルマ人が多いようだ。しかしこれらの理由は、①②共に条約で定める難民とは認められないと思う。条約難民とは、あくまでも人種、宗教、国籍、特定の社会的集団の構成員、政治的意見に基づく迫害を受ける恐れがあることが要件だ。①②は拡大マンデート難民といわれ、条約難民とは異なっている。在日ビルマ人は理解してるかしら?
難民の定義について解説して頂き、感謝します。
返信削除在日ビルマ人の多くが、条約難民ではなく、拡大マンデート難民であるということがよく理解できました。
ところで、今日の毎日新聞(2008.9.15、p.2)「ひと」欄に、“ミャンマーの医療研修生を支援する岡田茂さん(68才)”という記事がありました。直接関係はないと思われますが、念のためお知らせします。
K.A.
k.a.さん
返信削除お知らせいただいた毎日新聞の『ひと』欄を早速パソコンで読みました。ありがとうございました。それにしてもパソコンって便利ですねえ。(N)